視覚は感覚の9割を占めるといわれるほど、直径24mmほどの眼球は、緻密な構造と機能によって、私たちの脳に膨大な情報を送ります。私は眼科医として顕微鏡や機器を駆使して、ミクロの世界で起こる感染や炎症、年齢性変化、時に出血などの健康状態を診察し、治療します。目は口ほどにものを言うといいますが、私にとってこのことわざは、治療のカギは多くの場合、現場に見つかるという意味合いで、慎重な診察を心がけています。
しかし時として、病気の状態と症状は一致しないこともあり、患者様の性別、年齢から感覚、性格、コンディション、生活スタイルなど含めて、マクロな眼で診察することの大切さを感じます。
そうは言っても、進んでしまった緑内障や糖尿病網膜症、コンタクトレンズ装用下の角膜潰瘍などに遭遇すると、治療を急がなくてはなりません。まず、眼が弱いと思い込んで、見えにくいことに慣れてしまうことがないよう、心がけていただきたいと思います。
メガネやコンタクトレンズで矯正できるなら、より良い視界を得るために一緒に考えましょう。見えることに慣れてしまっているとしたら、見えないことの不便さを考え、今一度、検診やコンタクトレンズのケアなどができているかを検討していただきたいと思います。
白内障の手術のみならず、角膜内皮移植や加齢性黄斑変性症の薬物治療、緑内障点眼薬の改良など、眼球という小さな臓器に対する治療や病態の解明は、目覚しく進んできています。寿命が延びていることは勿論、高齢になってからも視機能への期待の高さの現れと考えられ、すなわち生きることの喜びなのだと思われるのです。
地域の皆様のお役に立てればと願っておりますので、どうぞ宜しくお願いします。
平成 6年3月 | 慶應義塾女子高校卒業 |
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平成12年3月 | 慶應義塾大学卒業 |
5月 | 医師免許取得 |
~平成14年5月 平成14年6月 ~平成16年1月 |
慶應義塾大学病院 日野市立病院 (医員) |
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平成16年2月 ~平成16年6月 |
慶應義塾大学病院 (専修医) |
平成16年7月 ~平成17年6月 |
横浜市立市民病院 (医長) |
平成17年7月 ~平成18年9月 |
藤島眼科医院 |
平成18年10月 ~平成23年8月 |
日本鋼管病院(医長) |
平成23年9月 |
自由が丘駅前眼科 (院長) |
○日本眼科学会認定眼科専門医
- ○日本眼科学会
- ○日本眼科医会
- ○東京都眼科医会
- ○目黒区眼科医会
- ○東京都医師会
- ○白内障手術
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